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チェルノブイリ ドラマじゃない!惨状もリスト化・・・1話感想

こんにちは!
ぱんちょです。

待ちに待った・・・2019年度最高と言っても過言ではないかもしれない注目の海外ドラマ!

チェルノブイリ(HBO)

がいよいよスターチャンネル(およびAmazonチャンネルのスターチャンネルEX)にて配信開始しました!

全5話と短い間なのですがね・・・皆さんよろしくお願いします!

そしてここでもう一度、スターチャンネルEXでの配信スケジュールをおさらいしましょう!

 

ウソの代償・・・

いきなりスゴイメッセージからスタートしましたね・・・

「ウソを聞きすぎると人は真実を追うのを諦める

このチェルノブイリ原子力発電所が存在するのは、当時はソビエト連邦でしたよね。
現在のウクライナ。

私の年代の日本人は「ソビエトを中心とした社会主義国は悪(に近い存在)」というレベルで印象の刷り込みを行われているので、冷静に、客観的には中々思考することができません。

私の当時のイメージのままだと、ソビエトはまさにこういった事故を「自分にとって不利益だから」という理由で隠蔽してしまうような国家体質と考えてしまいます。
まぁこれはこれからこのドラマを見ていくことで、ある程度は本質を知っていくいいチャンスになるのかもしれませんけど。。
(とはいえHBOもアメリカの会社なので、同じようなイメージをソビエトに持っているかもしれませんが・・・)

まぁこんなイメージが無くても、日本の政府も同じですよね。
災害をさらに拡大させない何かしらの理由があるのかも知れませんでしたが・・・東日本大震災での政府の対応・発言の有耶無耶さは決して生涯払拭できないと思っています。

 

民衆の行動の悪さについても言及

さらにこのドラマの出だしは攻めていました。

「人々の関心は”誰が英雄か”ではなく、”誰が悪いのか”だけ」

この攻撃的でもある真実・・・この言葉は効きますね!
いきなり私も心臓と脳みそをえぐられた気分です。

たしかにそうだ。

この真実の言葉によって、私もこのドラマをヒステリックな気分ではなく、少し落ち着いて冷静に見ることができる気分になった気がします。

たしかに出だしから・・・このドラマのただ者では無さを感じる。。。

 

プリピャチという名前が実際のこの土地の名前

チェルノブイリという名前が日本では有名ですが、色々と調べてみると実際は「プリピャチ」という名前の土地にこのチェルノブイリ原子力発電所は存在しているんですね。

そして最初から登場した、ディアトロフ・・・この現場で指揮を執っている、この責任者のような男。
冒頭でも、このA.ディアトロフが人々から「お前が悪い」とレッテルを貼られた、犯人のような扱いとなった男です。

彼のヒステリー具合からも、この事故を知らなかったとしても相当な事故が起こったんだと察知することはできたでしょう。
この現場での様子を見ている限り・・・どうやらディアトロフ以外の原発スタッフはあまり原発事故に対して知識を持っていないような。

そんな様子ですね。
放射線量を計る計器もイマイチ機能していませんでしたが、それほど深刻にはとらえていなかったように感じます。

さらにこの事故に対して消火活動として収集された消防隊について言えば、まったく放射性物質に対しての知識を持っていないようです。
ただただ建物の火災を消そうとだけしている・・・。

この現場が本来ならば近寄ることもしてはならないほどの放射能がばらまかれているハズであるのに。

あまりにも精神的にも参ってしまう映像です。
血だらけでグロいシーンは多少ありますが、それがグロなのではなく、この無知な行動がグロい

だって消防隊員は無知ですが、それを命令している上部は決して無知ではないのですから。。

 

怖いシーンの連続

そしてチェルノブイリ原発事故の直後に発生した、現場での被害の表現も見ていて苦しいものとなっていました。
これはホラー映画でも、フィクションでもないのに。とてもひどい惨状。

そして無知のレベルも現代ではなかなか考えられないほどでした。
現場を見て放射能を浴びたスタッフの赤くなった顔に対して、ディアトロフは

軽い放射能焼けだ

と言い放ちました。

皮膚が赤くなるほどに放射能を浴びることに軽いも重いもあるのか・・・

まるで太陽の紫外線程度に扱っています。
ディアトロフは真実を知っていただろうに・・・。

さらに部下に対して、言うことを聞かないと今後の仕事で不利になるぞとの脅し

いや、今後の仕事で干されるとか、もはや言っている状態じゃないのに!

でも無知な部下もその脅しにビビッて従っています。本当に酷い現場です。

 

地下での報告会

事故の4時間後・・・午前5時に開かれた報告会において、国からの指示も発表されました。
このシーンはあまりにも私が教育されたソビエトのイメージどおりな気がしました。
なのでここはかなり脚色されているのかもしれません。

でも、ドラマ内ではあまりにもショッキングでしたね。

政府からは危険はないと指示が出た

警備隊を見ると人々は誤った情報が出るかもしれない、パニックを防げ、街は封鎖しろ

日本でも見慣れた光景っぽいですが。。
政治家がひたすら「問題ない」「問題ない」の連呼。。

いや、こんな事故が発生してしまったからにはもう政治家であろうが消防士であろうが、人間で対処できる事態ではありません。
そもそもそんな未完成な技術を何故人間は使い始めてしまったのか。

きっかけは戦争だったにせよ、今からならばこれは引き返すしかないと思います。個人的にはですが。
使いこなせてないんですよ。

使いこなせるようになってから、また使えば良い。それだけです。

惨状に責任を感じた技術士達が泣いていましたね。
でもここで言った台詞も印象的でした。

「何も間違ったことをしていなかった」

本当、人間にはまだ原子力は使いこなせるものではないんだと思いました。。。

 

第1話まとめ

このHBOドラマ「チェルノブイリ 第1話」で表現されていた事故現場での目にしたことがなかった惨状をまとめてみました。

注意ポイント

  • 原発の作業員は事故の影響についてまるで無知だった
  • 爆発現場その付近にいた作業員はヤケドで死亡
  • 爆風を浴びていない作業員も血を吐くものが多数
  • 炉心の欠片と思われる破片を手にした作業員のセリフ「なんで金属の味がするんだ?」※何も食べていません
  • 上記の破片を手にした作業員はすぐ直後にその手が崩壊
  • ドアを開けようと力を入れたら体内から血が噴き出す
  • 付近の病院に放射性物質に効果のあるヨウ素が用意すらされていなかった
  • 毎時3.6レントゲンまでしか計測できない機器しか用意されていない。そして事故直後の判断も「3.6だったら大した量じゃない
  • 死の灰が飛散する中、住民も外へ出て火事を見ながら「綺麗ね
  • 放射線量が毎時3.6ではなく、1000レントゲンまで計測できる計器を持ち出して計測したら「即、目盛りが振り切れた
  • 飛んでいたが朝には死んだ

 

それにしてもこの第1話のタイトルになっている「1時23分45秒」・・・事故の発生時間です。偶然とはいえ恐ろしい。

 

次回の配信も興味深いです。次回からはスターチャンネルEXとの契約が必要です。こちらにまとめましたので参考にしてください。

また次回もレビューしたいと思っています。それでは!

 

 

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ぱんちょ

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